
人生で、ほとんどの人が一度は経験するであろう引っ越し。
そして、進学や就職などで経験する一人暮らし。
特に若い世代には、親から解放されて自由を得る。
そんな希望に満ち溢れたイメージがあることでしょう。
しかし、ちょっと待って下さいね。
一人暮らしには、落とし穴がいっぱいあります。
今回はそういったリスクを避けるために有益な情報を集めてきました。
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はじめての1人暮らしでの注意点ってどんなの?
はじめての一人暮らしでの注意点とはいったいどんなものなのでしょうか?
まず、一人暮らしと言うことはもう誰にも頼れなくなるということです。
今まで起きてきた全てのことが自己責任でなんとかしなければいけないようになります。
つまり、お金の管理等を自分1人で行わなくてはいけないということです。
ガス・電気・水道代を別にした家賃だけでも地域によってちがいますが、最低でも3万円~5万円は必要になるといわれます。
(2018年度東京23区内1R~1DK平均家賃7.1万円 ダイワハウス調べ)
さらにマンションであれば、管理費で月5千円~7千円は必要です。
家賃の相場は地方でもそれぞれ違います。
首都圏の平均は7.1万円で、近畿圏では平均5.1万円といわれています。
光熱費や水道代を加えるとそれなりの金額になってしまいます。
ここで、初めての1人暮らしをする事でいろいろ注意しなければならないのは、親と暮らしていた時とお金の使い方が違ってくると言う事です。
光熱費なども考慮して計画しなければなりませんし、日々の生活ルールにも気を配らなければなりません。
では、どのような事に注意しなければならないのでしょうか?
・食費の計算(ひとり分は高コスト)
・湯船にお湯は溜めない(シャワー済ませばガス代の節約)
・エアコンをこまめに使用こと(電気代の節約)
・生ゴミは日付を守ってきっちり捨てること(生活のルールを守ることと、衛生管理)
・掃除は頻繁に行う事(溜めるとおっくうになり不衛生)
基本的には家事の話ばかりですね。
ですが、1人暮らしをするということは、こういったことにも注意しなくてはいけなくなります。
お湯をためてしまうとカビの原因などになってしまい、より浴室を汚くしてしまうそうです。
1人暮らしは寂しく暇な時間が多いので本を買ったり寂しさを埋めるためにインターネットをつかったりしておいたほうがいいということもあるらしいです。
またご近所トラブルにも気をつけなくてはいけなく、隣人とは近づきすぎず距離をとりすぎない良くも悪くも他人は他人であるという振る舞いをしなければ危険なトラブルに巻き込まれる可能性が高くなるようです。
失敗しない賃貸の選びかたってあるの?
では、いざ物件を借りようとなった際に失敗しないような選び方はあるのでしょうか?
どのような失敗があるかについて大手不動産会社によると5つのパターンがあるとのことでした。
では、これらを防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
1.立地条件にこだわった結果、周辺環境や設備を見落としてしまう
駅から近い不動産や学生の多い街の不動産を借りてしてしまった結果、夜騒がしかったり治安が悪かったりするようなリスクに遭遇したりしてしまう事が多いことからランクインしているようです。
これを解消するには例えば実際に借りるより前に近くに商業施設があるかどうかをチェックすることや周辺地域の夜はどうなっているか確認すれば防げるそうです。
2.住みやすさを重視した結果、立地条件が悪かった
1とは逆に平穏を求めるあまり駅や商業施設から遠く不便を強いられてしまうことがあるようです。
これを防ぐには終電時間や通学・通勤のしやすさ、近くに何があるかなどを確認して路線や最寄駅を選び物件を調べることが大事だと言われています。
3.気に入ったポイントに気を取られ、引越ししてから他の設備の使いづらさに気付いた
気に入ったところがあり借りたのは良いけれど、いざ使ってみると不便なところが多いということを経験してる人が多く、ランクインしたようです。
例えば「ロフトが気に入ったけれど、疲れてそのまま床で寝てしまう」といったことや「高層階で景色はいいけれど、日当たりがよすぎるせいで熱くて寝苦しい」さらには「家具が家に入らない」などということがあるようです。
これを防ぐには、妥協できる部分、譲れない部分それぞれの優先順位を決め、家具が入るかどうかは、必ず侵入口や部屋の間取り、サイズを計ると言う事です。
4.条件がよく、気に入って契約をしたけれど、家賃が高く負担になってしまった
「新築で駅から近い」「超高層マンション」といった条件につられて借りたのはいいけれど、家賃が高くて使い難く負担になってしまった。
ということで、ランクインしたそうです。
これらを防ぐには、家賃を手取り収入の3分の1程度におさめれば良いといわれています。
また1人で探すと家賃の高い物件を借りてしまうといわれています。
一人暮らしの経験がある親・兄弟・友人、もしくは同僚・上司と一緒に不動産屋を選んで現実的な金額設定の不動産選びをすることが大事だといわれています。
5.月々の家賃しか見ていなかったが、諸経費が高かった
月々の家賃以外のも費用がかかることを考慮せず、家賃が安いという点だけで見てしまい借りてしまう人が多いためランクインしています。
これを防ぐには家賃以外にも諸経費がかかるということを忘れないように不動産会社に確認していく必要があるようです。
できれば、最初から最大限の予算を決めておいて、高望みせず無理のない範囲内で生活できるような物件。
さらにいえば譲れない条件と妥協できる要素を選んで優先順位を考えておけば失敗しないようです。
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女性ならではの注意点?
女性の一人暮らしはやはり不安ですよね。
女性が一人暮らしをするうえでの注意点というのはどういったものがあるのでしょうか?
実は女性を狙った性犯罪のほとんどは住宅内で行われています。
また時間帯も午後10時から翌朝午前7時が最も多く、帰宅時や就寝時を突然狙われるという事が多いといわれています。
こういったことを避けるためにエレベーターに乗った時、警戒心を怠らず、防犯グッズをカバンに隠しておいたり、男性と二人きりの状況は避けて相手を先に乗せることが大事だそうです。
また就寝時に狙われるケースも多いので、寝る前に家の全ての窓や扉の施錠を確認したり、オートロックを過信せず二重に鍵をするような防犯意識を常に持っておくが大事です。
自分の腕に覚えがあっても相手が武装していたり、複数人で行動していたりするというケースもあるので自分の自身を過信しないようにしましょう。
性犯罪以外にも窃盗や強盗目的で侵入しようとしたりする人間もいるので警戒を常日頃からしておくのは大事かもしれません。
引っ越しの盲点って何!?
いざ1人暮らしとなった際に一番面倒になるのは、やはり引っ越し作業です。
そんな引っ越しにはいくつかの盲点があると言われています。
まず、一番問題なのが家具が階段やエレベーターに入らなくて運搬に苦労したり、そもそも新居には狭くて入らなかったりするような「荷物が入らない」ということだそうです。
次は引っ越しの時期や時間を考慮せずに行ってしまい、予定が狂ってしまった等です。
日本で最も引っ越しが多い時期は卒業を迎える3月です。
一人暮らしの場合は、引っ越し作業を1か月前に済ませてしまう人が多いのでこの時期が一番混みあいます。
3月の土日、昼間に引っ越しを済ませようとする人が多く、引っ越し業者も高めの金額に設定するので安易に時間指定なしという設定をすると夜遅くなってしまうこともしばしばあるといわれています。
さらに引っ越しの段取りや日程を誤ってしまい荷物が遅く届いてしまうといったこともあったりするそうです。
他には引っ越し業者を通さず身内で引っ越しをしてしまった結果、何時間もかかってしまったり、怪我人を出してしまう等、業者を通したほうが安かったと言う事になった人もいるようです。
引っ越しの際は、新居の部屋サイズ、家具寸法の確認、搬入口サイズの確認。
それと、引っ越し時期、時間、業者選定等々。
要は、引っ越しは十分は時間をもって計画し、余裕を持つ事が大切です。
まとめ
このように「一人暮らし」と一言で言ってしまうと簡単ですが、色々考えなければ逆に自分が痛い目に遭ってしまいます。
住むところ探す、借りると言うのは、たいへん労力のいる作業です。
何度も経験するものでもありませんし、費用もかかります。
十分な時間的余裕と計画を持ってチャレンジしましょう。
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